水素とは、元素の中で最も小さな原子番号を持ち、宇宙全体で最も多く存在する気体です。地球上では、水素は無色、無臭、無害で、空気より軽いガスとして存在し、ほとんどが水（H2O）などの化合物として存在しています。近年、水素はクリーンエネルギー源として注目されています。
水素が注目されている理由は、1993年にDr.サラベリーが「トラコテの水」を用いた臨床試験で、80%以上の患者の病状が好転したという結果を得たことから始まりました。日本では、2007年に日本医科大学の太田成男教授が、水素の抗酸化作用を発表し、老化や身体の健康を損なう元凶となる悪玉の活性酸素「ヒドロキシルラジカル」を選択して除去可能であると述べました。さらに、水素には抗酸化作用以外にも、身体の炎症を抑える作用やアレルギーを防ぐ効果、新陳代謝を活発にする効果等々、多くの効能が見込める新事実が次々とわかってきています。
活性酸素のヒドロキシルラジカルとは、強い酸化作用を持つ「活性酸素」の一種で、体内に侵入してきたウイルスや細菌を撃退する大切な役割があります。ただし、必要以上に増加すると、健康な細胞まで酸化してしまう、つまり老化や身体の健康を損なう元凶となるのです。
水素は、反応すると水になって無害化されます。水素は非常に優れた拡散性を持ち、水にも油にも溶ける珍しい物質で、最も小さく、直径は約1ナノメーターです。水素の小ささと特徴で細胞内にまで浸透し、悪玉活性酸素からDNAを守ることが出来るのです。
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